魔弾の射手

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2018/05/11

「魔弾の射手」ワンコイン・プレ・レクチャー第1回が開催されました!

500円で気軽に楽しくオペラを学べ、オペラを身近に感じていただけると毎年好評のワンコイン・プレ・レクチャー。 第1回目は講師に音楽評論家の堀内修さんをお迎えし、『不思議な世界現る~「魔弾の射手」』と題して開催しました。
作品がつくられた当時の時代背景などを踏まえながら、貴重な上演映像を織り交ぜてのレクチャー。 平日の2回開催にもかかわらず、 たくさんのお客様にご来場いただきました!堀内さんのユーモアに溢れた語り口で、時に笑いもおきるなど会場は大いに盛り上がりました。 そんな楽しく学べるレクチャーの様子を少しだけ皆様にもご紹介しましょう。

主人公の成長を描いた“成長物語”
主役のマックスはいわゆる完全無欠のヒーローとは違い、さっそうとしていない。冒頭では片隅でしょんぼりしている目立たない存在。そのため、堀内さんが「魔弾の射手」をご覧になる時は、まず主人公を探すところから始まるんだそうです!今回の夏のオペラでも皆さん主役を見逃さないようにしてくださいね。そのマックスが挫折を味わいながらも成長していく、いわば“成長物語”である「魔弾の射手」。マックスのアリア「森を抜け、野を越え」でも、“不安”や“ためらい”、愛するアガーテへの“憧れ”など、様々に変化していく彼の心情が音楽によって見事に表現されています。悩める青年マックスの苦悩と成長をみんなで見届けたい、そんな気持ちにさせられるアリアです。

理想の女性
一方のヒロインは、ドイツ・オペラの正統というべき、清純な乙女・アガーテ。マックスの歌に対応するアガーテが歌う第2幕の「すぐにまどろみが」。こちらのアリアでも、アガーテの揺れ動く感情が鮮やかに歌われます。長大なアリアの中で刻々と変化するアガーテの気持ちを読み取りながら聴いてみてください。不安に駆られ心配する男性(マックス)と、それを優しく包み込む清純な女性(アガーテ)、という構図はドイツ・オペラの典型なんだそう。まさに当時のドイツの理想の女性像を体現したヒロインですね。

悪魔の登場
このオペラの大きな特徴の一つといえるのが、悪魔が登場するということ!魔弾(魔法の弾丸)を鋳造する際には不思議な出来事が次々と起こったり、いくつもの超自然現象が出てきます。悪魔や魔弾など、聞いただけでワクワクしてしまいますよね。悪魔が出てくるのはドイツ・オペラの特徴の一つで、イタリア・オペラにはそういった超自然現象はほとんど出てこないんだそうです。悪魔が登場するオペラ「魔弾の射手」に当時の人々も大いに魅せられたことでしょう。

思わず身を乗り出したくなる≪狼谷(おおかみだに)の場≫
第2幕の後半、このオペラの大きな見所はなんといっても魔弾を鋳造する≪狼谷の場≫。マックスが幻想を見たり、大岩が落ちてきたり、悪魔が現れる、などスリルに満ちたシーンです。演出家が腕によりをかけて大スペクタクルをつくり上げます。頭で考えるのではなく、まるで自分が≪狼谷≫にいるかのように感じるのです!これまで、“理性で捉え”“理解する”オペラだったのが、“感じる”オペラ、“体験型”のオペラになっていったのです。これが、「ロマン派」の始まりともいえます。もちろん演出だけでなく、音楽も強力なロマン主義の光を放ちスペクタクルをつくり上げます。まるで遊園地のアトラクションのような興奮に満ちた体験に、初めて観た人々が熱狂したことは想像に難くないですね。今回のプロデュースオペラではどのような仕掛けがとびだすのか、今から気になってしまいますね。

2018/04/28

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2018「魔弾の射手」
公開リハーサル&ワークショップ 参加者募集!

『公開リハーサル』
7/17(火)・18(水) 各日とも2:00PM 参加者400名(計800名)
佐渡裕芸術監督が贈る大人気オペラ・シリーズ。今夏、満を持して挑むのは、ドイツ・ロマン派の記念碑的作品「魔弾の射手」。
本番通りの衣裳で行われる最終リハーサル(ゲネプロ)に参加できる貴重な機会です。ロマンあふれる幻想の世界を一緒に盛り上げましょう!!

オペラ創造ワークショップ『魔弾の射手』&バックステージツアー
7/19(木) 3:00PM 参加者500名
翌日に公演初日を控えた劇場で、実際の舞台装置や舞台衣裳を展示しながらオペラを創造する現場作業に携わっているスタッフが制作秘話を語ります!! 制作の裏側をのぞき見ることができるバックステージツアーも実施!
本番がより楽しいものになるのは間違いなし!!

【応募要領】
●応募資格:一般(小学生以上)
●入場料:無料
●応募方法:往復ハガキでお申込みください。ハガキ1枚につき2名様まで申込みできます。
      応募は1組1通限り。
      往信面に①希望日②郵便番号・住所・電話番号③氏名・年齢(1名または2名様分)
      ハガキの返信宛名面に返信先(住所・氏名)を記入し、下記宛先までお送りください。

      〒663-8204 西宮市高松町2-22
      兵庫県立芸術文化センター ○○○○係
      ※希望のイベント名(公開リハーサル●●日/ワークショップ)を記入
      例)公開リハーサル17日 係

●締切:6/15(金)当日消印有効 結果は7/3(火)までに返信ハガキでお知らせします。

*公開リハーサル、ワークショップ両方をお申込みの方は、往復ハガキを2枚ご用意ください。
*応募多数の場合は抽選とさせていただきます。
*当日は当選ハガキをご持参ください(代理不可)。
*今回のご応募で得た個人情報は抽選にのみ使用し、使用後はすみやかに破棄いたします。


※2017年ワークショップより

2018/04/26

「魔弾の射手」ハイライトコンサート関連企画
西宮北口ハウジングギャラリーにてミニコンサートが開催されます!

兵庫県立芸術文化センターに隣接する、西宮北口ハウジングギャラリーにて、「『魔弾の射手』ハイライトコンサート ~ええとこどり!」の出演者によるミニコンサートが開催されます。

日時:2018年5月6日(日) 11:00/14:00(観覧無料、各回30分)

詳細はこちらをご覧ください(西宮北口ハウジングギャラリーのサイトが開きます)

2018/02/20

【関連企画情報】ハイライトコンサート&ワンコイン・プレ・レクチャーも同時発売!

  • 「魔弾の射手」
    ハイライトコンサート
    ~ええとこどり!

  • ワンコイン・
    プレ・レクチャー

「魔弾の射手」の曲や名場面をぎゅっと凝縮した「ハイライトコンサート」、そして楽しく詳しくオペラ予習ができる「ワンコイン・プレ・レクチャー」を今年も開催いたします。
オペラを100倍楽しむ、おトクで盛りだくさんのプレイベントにぜひお越しください!
いずれも、
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
料金:500円(全席指定・税込)
芸術文化センター会員先行予約受付開始:2/22(木)
一般発売:2/25(日)
です。

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「魔弾の射手」ハイライトコンサート~ええとこどり!
4/25(水)・26(木) 各日2:00PM
[ドイツ語上演・日本語字幕付き/約1時間40分・休憩あり]
★インターネット予約はこちらから

毎年大好評!オペラの見どころ、聴きどころが詰まったハイライトコンサート。関西で活躍するオペラ歌手が歌い演じ、ピアニスト・伊原さんによる漫談(!)のようなお話が会場を和ませます。今回はドイツ出身のナビゲーターも加わり、ウェーバーのロマンティックな音楽とドイツの薫り溢れるオペラの魅力をお贈りします。恒例の県内ツアーも敢行!さあ今年はどの街で楽しみますか?

出演:周防彩子(アガーテ)、中嶋康子(エンヒェン)、松澤政也(カスパー)、二塚直紀(マックス)、ジェイソン・ブラスロフ(ナビゲーター)、伊原敏行(ピアノとお話)
構成・演出:木村孝夫
音楽アドヴァイザー:森 香織

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【ええとこどり県内ツアー♪】
本公演は、県内4会場でツアー公演も行います。詳しくは各会場へお問い合わせください。
※芸術文化センターでは県内ツアーのチケットお取り扱いはございません。
◆洲本公演 4/22(日) 3:00PM
洲本市文化体育館 文化ホール しばえもん座  TEL:0799-25-3321
◆多可町公演 5/13(日) 3:00PM
多可町文化会館 ベルディーホール  TEL:0795-32-1300
◆たつの公演 5/20(日) 3:00PM
たつの市総合文化会館 アクアホール  TEL:0791-72-4688
◆篠山公演 5/26(土) 3:00PM
篠山市立たんば田園交響ホール  TEL:079-552-3600
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【ワンコイン・プレ・レクチャー第1回】
不思議な世界現る~「魔弾の射手」
※映像つき
5/9(水) 11:30AM / 2:30PM [約1時間30分・休憩なし]
★インターネット予約はこちらから

幼きワーグナー少年に大きな影響を与えたという、ウェーバー作曲の本作品。その多彩な管弦楽法の面白さ、ロマンティックなメロディー、そして不思議な世界を実体験しているかのような場面の数々の魅力に迫ります。イタリアオペラとは一味違うドイツオペラの金字塔=「魔弾」の魅力を多角的な視点から、今年もオペラの達人・堀内修さんに徹底解説いただきます!

講師:堀内 修(音楽評論家)

【ワンコイン・プレ・レクチャー第2回】
憧憬と夢想のロマン派~ドイツオペラの幕開け
※生演奏あり
6/13(水) 11:30AM / 2:30PM [約1時間30分・休憩なし]
★インターネット予約はこちらから

ドイツ文学を知り尽くす酒寄進一さんをお招きし、文学的な視点から作品を解説いただきます。文学から始まった創作メルヘンの経緯や、当時のホラー文学ブーム、ドイツの森の存在とは?などミステリーの旅へご案内します。ドイツの歌劇場で長く活躍され、本公演出演者でもある小森輝彦さんの歌唱とともにお届けする、豪華レクチャーをお見逃しなく!

講師:酒寄進一(ドイツ文学翻訳家/和光大学教授)
出演:小森輝彦(「魔弾の射手」オットカー侯爵役/バリトン)、關口康祐(ピアノ)

2018/02/14

制作発表記者会見レポート vol.1~佐渡裕芸術監督編

先日、発売に先駆けて記者会見を行いました。佐渡裕芸術監督、ソプラノ・エンヒェン役の小林沙羅さん、装置・衣裳デザイナーのフリードリヒ・デパルムさんに公演の魅力や抱負を語っていただきました。その時の様子をご紹介しましょう!
まずは、佐渡裕芸術監督のコメントから。

■ドイツオペラへの挑戦
私どもの劇場ではこれまで様々なオペラを取り上げてきましたが、ドイツ語で上演されるオペラはモーツァルトの『魔笛』以来二作目となります。 ドイツ語圏の人々が抱くロマン主義的な世界観を実現したいと思います。それは単なる表層的なものではなく、戦争、宗教、罪の救済など、そうした精神的なものにも非常に深く繋がっていくものなのです。

■今この時代に上演する意味
『魔弾の射手』は、生々しく人の命が失われ、様々なものが崩壊した、17世紀の三十年戦争直後のボヘミアが舞台です。 この作品には罪を犯した者が救済されるというロマン主義的道徳観がありますが、現代の視点で観ても、主人公も、そして観ている我々も救われるような気がします。 また、戦争や兵器の話題が取り沙汰されるこの複雑な現代で、失ってはいけないもの、正しき道を進むリーダーについて考える機会となる作品ではないでしょうか。

■正統派の演出で描く『魔弾の射手』
この作品では、魔弾を鋳造する《狼谷(おおかみだに)》というシーンで、(元のト書きには)「火の玉が飛ぶ」という場面もあります。 テレビゲームでもとてもショッキングなシーンが出てくる現在、実際の舞台でそうした恐ろしさをどのように表現するのかというのは、非常に難しいものです。 どの演出家と、どのような舞台を作っていくのかというのが非常に大きな課題ではありましたが、そんな時に今回の演出のミヒャエル・テンメさんを知る機会がありました。 彼はオペラの現場を熟知していて、正統派で、作品自体の本質を伝えてくれる人です。彼と作品をつくることを楽しみにしています。 この作品は何層にも連なった楽しみがある作品だと思いますし、兵庫の皆さんにまた新しい喜びをこの舞台で届けられるのではないかと考えております。

2018/02/14

制作発表記者会見レポート vol.2~小林沙羅編

■初めて歌ったオペラ曲
私が『魔弾の射手』と出会ったのは小学生の時でした。「狩人の合唱」を音楽の授業で歌ったのです。その時はそれがオペラの曲だとは知りませんでしたが、 とても大好きで、みんなでよく歌っていました。ですから、私が初めて歌ったオペラの曲は『魔弾の射手』だと言えます。そのため、ずっと縁を感じていた作品でした。

■清涼剤となるようなエンヒェンを
今回演じるエンヒェンは、とにかく底抜けに明るい女性です。常に物事を前向きに捉え、何かあった時にもそれを冗談に変えてしまう力を持っている女性だと思います。 どんなに人間が暗く落ち込んで不安になっている時でも、明るくポジティブに捉える力が大切で、その力が物事を良い方向に変えていくのです。 エンヒェンはこのオペラの中で清涼剤となるような、とても大事な役だと思いますので、私自身も楽しんで演じたいです。

■7年ぶりのプロデュースオペラ参加
佐渡芸術監督プロデュースオペラへの参加は、2011年の「こうもり」以来となります。この7年間に、私の人生にも様々なことがありました。 再び兵庫の舞台に立たせていただくにあたり、私自身もどのように成長したのか感じながら、お客様と一緒に楽しみながら今回の舞台を務めたいと思います。

2018/02/14

制作発表記者会見レポート vol.3~フリードリヒ・デパルム(装置・衣裳デザイン)編

■初めての日本のプロダクション参加
今回が日本での初仕事となりますので、このようなプロダクションにご招待いただきまして光栄です。 これまでも既に準備をして参りましたが、とてもいい印象で仕事を進めております。

■作品の本質を表す舞台を
『魔弾の射手』は1821年にベルリンで初演され大成功を収めました。しかしその後、様々な政治的な面で作品が悪用されたり、誤解のもとで使われてきました。 私どものコンセプトはそれらとは異なり、この作品を純粋に取り上げたいと思っています。作品は17世紀の中頃、ヨーロッパでの三十年戦争後が舞台となっています。この戦争では、戦争による被害やそれに加えての自然災害や飢餓から、 何百万人もの人が亡くなり、人口が大幅に減少しました。今回の舞台装置は、戦争で焼け焦げた跡、十字架、錆びついた大砲など、その当時の状況を再現できるように作りました。

『魔弾の射手』というと、ドイツの森を思い出す方が多いのかも知れませんが、いわゆるロマンティックな、青々した大きな樫の木がある森ではありません。三十年戦争後の焼け焦がれた、枯れた木々がある森です。 いわゆる魔法のような、メルヘンティックな明るい森ではなく、作品背景にある世界観をこの舞台装置で表現したいと思います。


記者会見には舞台模型も登場!

2018/01/31

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2018
「魔弾の射手」特設ウェブサイト オープン!

「魔弾の射手」の特設ウェブサイトがオープンしました。
こちらの<最新情報>ページでは、イベント情報、出演者やスタッフのインタビュー、メディア掲載情報など、本公演に関するさまざまな情報をいち早く皆様にお伝えします。どうぞお楽しみに!