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2015.02.08

制作発表記者会見レポート! その1~佐渡裕芸術監督編

2月の発売に先がけて、「椿姫」の記者会見が行われました。佐渡裕芸術監督、ヴィオレッタ役の森麻季さんに加え、ジェルモン役のマーク・S・ドスさんの来日も実現!それぞれが熱い想いを語りました!


■10周年の集大成となる舞台に ―佐渡 裕(芸術監督・指揮)

―オペラの中のオペラ
 開館10年の今年、オペラの中のオペラと言うべきヴェルディの傑作「椿姫」を取り上げます。ヴェルディの魅力は、本当に胸がキュンとなるような、あのメロディの美しさ。その心の痛みや哀しみ、そうしたものが音楽に乗って全編流れていく、オペラの世界にしかない魅力がいたるところに用意されているのがこの「椿姫」だと思います。
 「椿姫」上演にあたって、僕が重要に思っているのは、19世紀のパリが舞台であるということです。僕は2003年エクサン・プロヴァンスの音楽祭で「椿姫」を指揮しているのですが、その時は現代の衣裳で、時代設定も変えての上演でした。しかし今回は、あの時代のパリ、ということにこだわりたい。もちろん、世界の歌劇場で、例えばすごく豪華なセットによる舞台など、様々な演出による上演がある訳なので、私たちの劇場として、それらと対抗するにはどうしたらいいのかといろいろ考えてきました。

  ―19世紀のパリへ誘う、斬新な演出
 そんな中で出会ったのが、映像作家でもある演出のロッコ・モルテッリーティさん。昨年夏に、映像を使った上演イメージをプレゼンテーションしてもらったのですが、映像を使うことで時代背景、設定が明確になる。しかも、単に一つ二つのカメラで映像を流すということは僕も観たことがありますが、今回は複数のカメラとスクリーンを用い、かなりの数の映像を組み合わせながら創っていく。これは技術的にも大きな挑戦になるのですが、これがうまくいけば、情景描写にしろ、心理描写にしろ、今までにない、ものすごく面白いことができるのではないかと期待しています。

―10年間に出会った素晴らしい歌手達
 キャストには、10年の中で出会った素晴らしい歌手達に来てもらうことになりました。森麻季さんは、プロの歌姫でありながら、仕事場のこと、スタッフを大事にしてくれる方。今回も森さんを“座長”として素晴らしいチームを創っていけるのではないかと思います。マーク・S・ドスさんは、トリノ王立歌劇場で2回共演したのですが、本当に僕は彼の声に驚きました。ものすごく力強く機能的で、会場を包み込むような素晴らしい声。今年マークさんの招へいが実現し、大変な喜びを感じています。
 この10年に相応しい舞台を、素晴らしい歌手達、スタッフとともに、今の時点での集大成となる舞台を作りたいと思っています。

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