1940年代、ニューヨーク、午前6時。
ブルックリンに停泊する軍船から、24時間の休暇を許された水兵ゲイビー、
チップ、オジーの3人が初めて訪れた憧れの大都会ニューヨークの街へ繰り出す。
ゲイビーは地下鉄で見かけたポスターに載るアイヴィに一目ぼれ。3人はアイヴィを探すべく、各々に街を散策する。
チップはタクシー運転手のヒルディに出会う。一方、自然史博物館で人類学者のクレアに出会ったオジー。
彼らはひとときのアヴァンチュールを楽しむ。そのころゲイビーはカーネギー・ホールのスタジオでアイヴィを見つけ、夜に会う約束をとりつけるが・・・
レナード・バーンスタイン(1918年-1990年)が、代表作のミュージカル
「ウェスト・サイド・ストーリー」よりも10年以上前、世に才能を示すきっかけとなった作品のひとつが
「オン・ザ・タウン」(1944年初演)です。
ジャズの要素を取り入れたダンサブルな音楽、キャッチーなメロディに、
ジェローム・ロビンズの振付が人気を得て大ヒット!さらに1949年にジーン・ケリー、フランク・シナトラの
出演で映画化(邦題「踊る大紐育」)され、傑作ミュージカルとしての地位を不動のものとしました。
原語歌唱、フルオーケストラによる本格的な舞台上演は、日本国内ではこれまでにありません!
本作品の“決定版”とも言うべき「オン・ザ・タウン」の誕生を、ご期待ください。
演出と装置・衣裳デザインを手がけるのは、英国ロイヤル・オペラ等で活躍するアントニー・マクドナルド。
40年代のニューヨークの絵葉書から飛び出したような、ファンシーで洒落っ気たっぷりの「オン・ザ・タウン」を
描き出します!さらに、この作品はダンスが命!振付を英国ロイヤル・バレエ元プリンシパルで
スコティッシュ・バレエの芸術監督も務めたアシュリー・ペイジが手がけ、迫力のダンスシーンを創ります!
キャストは舞台芸術の聖地ロンドンで大規模なオーディションを行い選出!
主要な役には、英国ロイヤル・オペラやイングリッシュ・ナショナル・オペラ等で活躍するオペラ歌手を中心に、
歌唱力も身体能力も高い達者な歌手が揃いました。総勢20名のアンサンブルはロンドンのミュージカル
「オペラ座の怪人」、「パリのアメリカ人」公演やバーミンガム・ロイヤル・バレエ、
イングリッシュ・ナショナル・バレエ等で活躍してきたダンサーが集結。ジャンルを超越して、
佐渡裕芸術監督が「歴史的な舞台になる」と確信する、夢のような布陣が実現しました!